メタディスクリプションの文章構築方法

今回は、メタディスクリプションに設定する文章の構築方法について解説いたします。

メタディスクリプションは、ページ情報の概要を示したもので、検索結果に表示される要素の1つです。

メタディスクリプションの表示例

メタディスクリプションの表示例

検索結果にはこのように表示されますね。

このメタディスクリプションは、Googleに対して記事の内容を伝えるために必要な設定項目の1つです。

ちょっとしたところですが、検索順位に大きく影響する要素なので設定条件を満たしつつ適切に設定する必要があります。

本記事では、メタディスクリプションの設定条件や設定する際のコツなどを、設定操作の実演を交えて解説いたします。

本記事でわかること
  • メタディスクリプションの設定条件
  • メタディスクリプションの文章構築のコツ

メタディスクリプションの文章を構築する

メタディスクリプションの設定条件

メタディスクリプションには明確な設定条件があります。

メタディスクリプションの設定条件
  • 文字数:124文字以内
  • メインキーワード:それぞれ2回入れる
  • サジェストキーワード:それぞれ1回入れる
  • 共起語:それぞれ1回入れる

文字数は、「、」「。」含めて124文字以内に設定します。

メインキーワードは、検索エンジン(Google)に、記事が何について書いているのかをアピールするために設定する語句のことです。検索者がメインキーワードで検索した場合に上位表示できるように記事を作成していきます。

メインキーワードは基本的に2~3語で設定を行い、メタディスクリプションにはそれぞれの語句を2回ずつ入れます。

サジェストキーワードは、メインキーワードと一緒に検索されることが多い語句の事です。メインキーワードにもよりますが、大体1~2語くらい見つかることが多いです。

サジェストキーワードは、選定したものをメタディスクリプションにそれぞれ1回ずつ入れます。

共起語は、メインキーワードの内容に沿った記事を書く際に自然とよく使われる語句のことです。大体1~2語くらいを設定することが多いです。共起語は、選定したものをメタディスクリプションにそれぞれ1回ずつ入れます。

 

3種類のキーワードが出てきましたが、メインキーワードはその時々の需要やライバルの状況を把握した上で決定する必要があるので、選定作業が定型化できません。そのため、これに関しては私の方で選定作業を行い、記事作成を依頼させていただく際にライター様へ提供させていただきます。

一方、サジェストキーワードや共起語についてはツールにメインキーワードを突っ込めば導き出すことができるので、考え方さえ分かっていれば誰でも選定可能です。

ライター様にはサジェストキーワードと共起語の選定作業をお願いいたします。これらを抽出するツールの使い方や、選定方法の考え方などは「ラッコキーワードでサジェストKWと共起語を選定する方法」で解説していますので、先にご覧いただくようにお願いいたします。

メタディスクリプション設定実演

では、上記設定条件に従ってメタディスクリプションを実際に設定していきましょう。

今回は、商標記事とマンガ関連記事の2パターンで設定の実演を行います。(設定の考え方は両方とも同じですが念のため)

また、「ラッコキーワードでサジェストKWと共起語を選定する方法」で使用した設定をそのまま引き継ぎ、メタディスクリプションを構成していきます。

商標記事の場合

商標記事のメインキーワード、サジェストキーワード、及び共起語は以下の通りでした。

  • メインキーワード:ナチュールc 口コミ 評判
  • サジェストキーワード:美容液 シミ
  • 共起語:効果 ビタミンC

これらのキーワードを使い、設定条件を満たしつつメタディスクリプションを構築していきます。

作成例

ナチュールcという美容液口コミ評判をお届けします。ナチュールcはピュアビタミンCを配合した美容液です。画期的な技術でビタミンCを壊れにくく配合しています。シミに対する効果はあるのでしょうか?口コミ評判を集約することで疑問にお答えします!

上記例文は設定条件を満たしているか確認してみましょう。

文字数 121文字
KW種別 語句 使用回数
メインキーワード
(2回以上)
ナチュールc 2回
口コミ 2回
評判 2回
サジェストキーワード
(1回以上)
美容液 2回
シミ 1回
共起語
(1回以上)
効果 1回
ビタミンC 2回


オールOKですね!

マンガ関連記事の場合

マンガ関連記事のメインキーワード、サジェストキーワード、及び共起語は以下の通りでした。

  • メインキーワード:虎杖悠仁 両親
  • サジェストキーワード:呪術廻戦 考察
  • 共起語:宿儺 名前

これらのキーワードを使い、設定条件を満たしつつメタディスクリプションを構築していきます。

作成例

呪術廻戦虎杖悠仁両親について考察しました。虎杖悠仁両親は143話で初登場。しかし登場シーンも短く、実母らしき人物に関しては名前も不明です。本記事では、虎杖の両親の人物像を独自に考察!宿儺の子孫?呪術師?数ある候補の中から最有力候補を導きます。

上記例文は設定条件を満たしているか確認してみましょう。

文字数 124文字
KW種別 語句 使用回数
メインキーワード
(2回以上)
虎杖悠仁 2回
両親 3回
サジェストキーワード
(1回以上)
呪術廻戦 1回
考察 1回
共起語
(1回以上)
宿儺 1回
名前 1回

こちらも条件をクリアしていますね!

メタディスクリプションの文章を構築するコツ

ここからは、私が普段どのように考えメタディスクリプションを作成しているのかを解説いたします。

ポイントは3つ。

  1. メインキーワードやサジェストキーワード、共起語の語句から内容を絞る
  2. メインキーワードやサジェストキーワード、共起語は先に使い切る
  3. とりあえず文字数オーバーしてもいいから書いてみる

これらを意識しています。

まず1つ目についてです。メインキーワードやサジェストキーワード、共起語がすでに決定しているますので、それらの語句を使って構成できる文章のバラエティの幅には限界があります。文字の上限が1,000字とかになると話は変わってきますが、124文字という文字制限の中ではほとんど話の流れは動かせないでしょう。

これを逆手にとって、メタディスクリプションの文章の大筋を絞ってしまいます。こうすることで書く内容が明確化されますし、無駄な要素を含まないスマートな文章を構成することができます。

 

次に2つ目についてです。文章の大筋を絞ることで何を書くかを明確化しますが、やはりある程度の自由度は欲しいところです。そこで、入れなければならない語句はできる限り早めに使い切ることを意識しています。

こうすることで、文章の後半部分で遊びが生まれ、文も締めやすくなります。これでできた遊びで、1つ目で作った縛りを緩和していたりします。マンガ関連記事の方の例文を見ていただくとこの傾向が現れていると思います。

 

最後に3つ目についてです。これは、「大筋が決まってるんだから文字数オーバーしてもいいからとりあえず書いて後で削ればいいや」というゴリ押し的発想です。荒っぽいかもしれませんが、なんだかんだでこれが一番手っ取り早かったりしますので、おすすめです。

下記の文章は、とりあえず文字起こしした時点の「マンガ関連記事」のメタディスクリプションです。全体で136文字あります。

メタD素案

呪術廻戦虎杖悠仁両親について考察しました。虎杖悠仁両親は143話で初登場。しかし登場シーンも短く、実母らしき人物に関しては名前も不明といった状況です。本記事では、虎杖の両親はどのような人物なのか独自に考察!宿儺の子孫?呪術師?数ある候補の中から最有力候補を導きます。

この素案の状態からブラッシュアップしていきます。ポイントは、「表現を変えて短くしても同じ意味になるところは無いか?」「”無駄に”長くなっている部分は無いか?」を探すことです。

完成形と照らし合わせてみるとどこがどのように変わったかがよく分かります。

 

(完成形:1文目)呪術廻戦虎杖悠仁両親について考察しました。

(素案  :  1文目)呪術廻戦虎杖悠仁両親について考察しました。

 

(完成形:2文目)虎杖悠仁両親は143話で初登場。

(素案  :  2文目)虎杖悠仁両親は143話で初登場。

 

(完成形:3文目)しかし登場シーンも短く、実母らしき人物に関しては名前も不明です。

(素案  :  3文目)しかし登場シーンも短く、実母らしき人物に関しては名前も不明といった状況です。

 

(完成形:4文目)本記事では、虎杖の両親の人物像を独自に考察!宿儺の子孫?呪術師?数ある候補の中から最有力候補を導きます。

(素案  :  4文目)本記事では、虎杖の両親はどのような人物なのか独自に考察!宿儺の子孫?呪術師?数ある候補の中から最有力候補を導きます。

 

分解してみるとどこがどう変わったのか分かりやすいです。変わったのは3文目と4文目ですね。それぞれをさらに詳しく見ていきます。

3文目で変わったのは文章の一番最後です。

名前も不明といった状況です。」から赤字の部分を削除し、「名前も不明です。」に変わっています。

でも、この2つの文の意味は変更前・後で変わっていませんよね?どちらも「名前が分からない」という意味です。

このように「”無駄に”長くなっている部分は無いか?」を探していきます。

 

次に、4文目も見ていきます。

「虎杖の両親はどのような人物なのか独自に考察!」の赤字の部分を短い表現に差し替えて、「虎杖の両親の人物像を独自に考察!」としています。

これも、変更前・後で分の意味は変わっていませんね。

このように、「表現を変えて短くしても同じ意味になるところは無いか?」を探していきます。

 

こんな感じで考えて作成していただければ、メタディスクリプションの設定はそれほど難しくは感じないはずです。

メタディスクリプションの文章構築方法 まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、メタディスクリプションに設定する文章の構築方法を解説しました。

メタディスクリプションの設定はSEO的にも重要なので、本記事で紹介した設定操作はマニュアルを見なくてもできるようになっておいてください。

後半の考え方の部分をしっかり身に着けていただければ、メタディスクリプションの設定は余裕になると思います。

出来る限りわかりやすくまとめたつもりですが、ライター様目線で読んだときにわからない所などありましたら、お手数ですが私までご質問いただければと思います。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

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