【リライトマニュアル】これができると上級ライターになれる!!

いつも記事作成ありがとうございます。また、本マニュアルをご覧いただきまして、本当にありがとうございます。

高田でございます。

こんにちは。

今回は既存記事をリライトし、記事を最適化していく手順とその考え方についてご紹介したいと思います。

リライトって聞いたことあると思いますが、考え方や具体的な手法についてはあまり知らないという方もいらっしゃると思います。

本マニュアルでは私がこれまでリライトしてきた経験を基に、リライトを行う上で重要な考え方や、具体的手順まで、余すところなくお伝えしたいと思います。

本マニュアルでわかること
  • リライトとは何か?考え方など
  • 具体的なリライト手順

こー

リライトができるライターさんはかなり貴重な存在です。クラウドワークスのプロフィール欄に「リライトできます!」って書いておくと、クライアントから声をかけられることも多くなると思いますよ!

私も、リライトを手放しで任せられるライターさんはぜひ一緒にお仕事がしたいと思っています。

ぜひ、本マニュアルでご紹介している考え方を血肉にしていただいて、スキル向上にチャレンジしてみてください!

では、よろしくお願いいたします。

リライトとは?

まず、「リライトとは何か?」について解説します。

リライトとは?

リライトとは、公開後の記事をユーザーの検索傾向(データ)に合わせて書き直すことです。データから検索意図を正確に読み取り、記事に反映させ、微修正していきます。

記事を作成する際に必ず「メインキーワード」をお伝えしていますよね?この「メインキーワード」は、検索者が検索窓に打ち込むと想定されるキーワードから選んでいます。

そして各記事作成マニュアルでは、設定した「メインキーワード」で上位表示するための方法をお伝えしています。

つまり執筆していただいた記事は公開後、設定した「メインキーワード」で上位表示され、メインキーワードで検索したユーザーに読まれているのが理想ということになります。

こー

しかし現実は厳しく、公開後に狙ったメインキーワードで上位表示できている記事は極少数です

※これは仕方ないことなので、ライターの皆さんの記事の質が悪いとかそういうことではありません。

 

では、どうすれば上位表示することができるのでしょうか?ここで登場するのが、『リライト』です。

WordPressで作成した記事は、書き直すことができるんです! 当たり前のことですが重要なことです。

 

公開した記事が設定したメインキーワードに対して上位表示できていないということは、つまり「設定したメインキーワードに対して最適化された記事になっていない」ということです。

ですから、公開後の記事を書き直して(リライトして)メインキーワードに対して最適な記事にすればOKなのです。

リライトの概要については⇓の動画で解説しているのでご視聴のほどよろしくお願いいたします。

こー

POINT!

リライトとは、メインキーワードに対して記事を最適化していくこと!

リライトの種類

リライト作業は、大きく分けると2種類あります。

リライトの種類
  • サーチコンソールのデータに基づいたリライト
  • 記事内の情報をフレッシュに保つための追記・修正(最新情報の提示)

サーチコンソールのデータに基づくリライト

Googleが提供しているサイト運営者向けのツールのひとつに「Google search console(以下、サチコ)」というものがあります。

サーチコンソールの管理画面

サーチコンソールの管理画面

Googleは検索ユーザーの行動を記録していて、そのビッグデータの中で運営者のWebサイトに関わる部分を公開・提供してくれています。そのデータが一括取得できるのがサチコです。

サチコに表示される5種類のデータに基づいてリライトの方針を決定します。

サチコの5種類のデータ
  • クエリ:ユーザーが検索窓に入力したキーワード
  • クリック数:検索結果に表示された対象サイトのリンクをクリックした数
  • 表示回数:その検索キーワードで検索結果画面に表示された回数
  • CTR:その検索結果画面でクリックされた率
  • 平均掲載順位:期間中に検索結果に表示された時の掲載順位の平均値

こー

これらのデータの中で、リライトにおいて特に重要なのが、「クエリ」「表示回数」「平均掲載順位」です。これらのデータから記事を最適化するためのリライト方針を決定します。

最新情報の提示

当サイトは「更新型のサイト」です。「更新型のサイト」は記事内の情報を常にフレッシュに保つ必要があり、更新を繰り返すことでGoogleから評価され、上位表示ができるようになります。

特に、最近の検索エンジンのアルゴリズムは「記事内の情報がフレッシュに保たれているか?」を重視している傾向にあり、きちんと更新ができていないサイトは順位が落ちています。

ですので、「最新情報の提示」は上位表示施策として重要です。

こー

このマニュアルでは「サーチコンソールのデータに基づいたリライト」について解説します。「最新情報の提示」については「【リライトマニュアル】『最新情報の提示』編」で方法論などを解説しています。

リライト実践編

こー

では、早速リライトの具体的な手順をご紹介したいと思います。

リライトの手順

手順1
リライト対象記事のサチコデータを取得する
 

リライトの方針を決定するためには、サチコから判断材料となるデータを取得する必要があります。データ取得にはGoogleスプレッドシートを使用しますので、使えるようにしておいてください。

【参考】Googleスプレッドシートの始め方

手順2
取得したデータの整理
 

サチコから取得したデータは、いわゆる”生データ”です。リライト方針を決定するためにはデータの整理が必要になります。

手順3
リライト方針を決定する

整理した情報から、ユーザーの検索傾向を読み取り、記事を最適化するための具体的施策を考えます。

手順4
リライトの実行
 

「手順3」で決定した具体的施策を実行します。リライト対象の記事を直接編集していきます。

手順5
リライト内容のチェック
 

リライトが完了したら、最後に決定した具体的施策の通りにできているかをチェックします。

こー

では、それぞれの手順を詳しく解説します。

STEP①:サーチコンソールからデータを取得する

サーチコンソールの管理画面

サーチコンソールの管理画面

リライトするには、方針決定の判断材料となる蓄積データが必要になります。データの取得先は、先にご紹介した「Googleサーチコンソール」です。このツールからは、

サチコの5種類のデータ
  • クエリ:ユーザーが検索窓に入力したキーワード
  • クリック数:検索結果に表示された対象サイトのリンクをクリックした数
  • 表示回数:その検索キーワードで検索結果画面に表示された回数
  • CTR:その検索結果画面でクリックされた率
  • 平均掲載順位:期間中に検索結果に表示された時の掲載順位の平均値

これらのデータが取得できるんでしたね^^

あなたには当サイトのサチコデータへのアクセス権限が付与されていると思いますので、『https://search.google.com/u/0/search-console?resource_id=sc-domain:nandemo.blog』⇦このURLからサチコの管理画面を開いてください。以降の手順については下記動画で解説しています。

なお、データの取得や以降の整理作業には「Googleスプレッドシート」を使用しますので、使い方がわからない場合は下記リンク先を参照してください。

【参考】Googleスプレッドシートの始め方

STEP②:取得したデータの整理

サチコはデータをGoogleスプレッドシートに出力してくれますが、それは飽くまで生データです。そのままでは使えないので、データを整理する手順が必要です。具体的な手順については下記動画で解説しています。

動画内で使用している「リライト整理・分析用シート」は下記リンクから「シートをコピー」してお使いください。

リライト整理・分析用シート

  1. Googleにログインする。
  2. コピーしたいスプレッドシートを開く
  3. スプレッドシートの左上の「ファイル」をクリック
  4. 表示されたメニューの「コピーを作成」をクリック
  5. スプレッドシートがコピーされます。

以下のGIFも参考にしてください。

スプレッドシートのコピー方法

スプレッドシートのコピー方法

 

STEP③:リライト方針を決定する

STEP②で使えるデータに整形したら、それらのデータとにらめっこしてユーザーの検索傾向を読み取り、リライト方針を決定します。この手順でリライト後の記事の最適化度合いが決まりますので、最も重要な手順です。

主に見るべきデータ項目は、

  • クエリ
  • 表示回数
  • 平均掲載順位

です。

特に「クエリ」は、『記事内に追記すべき情報』と『記事内から削除すべき情報』を判断する上で重要なデータです。「データに基づくリライト」では、「クエリ」が最も重要だと言えるでしょう。

こー

詳しくは動画でお伝えしますが、「検索意図に近いクエリは記事に追記、検索意図から遠いクエリは記事から削除して別記事へ」が大原則となります。必ず覚えておいてください。

方針決定の手順は下記の通りです。STEP②と同様に「リライト整理・分析用シート」を使用します。

方針決定の手順

STEP.1
データの切り捨て
 

まずは表示回数を見て、検索需要があるクエリ検索需要がないクエリを分ける。

【分けの目安】

  • 表示回数が1,000回単位のクエリが多い場合は999以下は切り捨て
  • 表示回数が100回単位のクエリが多い場合は99以下を切り捨て

こー

ただし、このパターンに当てはまらない記事ももちろんあるので、どの範囲のクエリを拾うかはケース毎に考える必要があります。

STEP.2
クエリの整理
 

同じ意味のクエリが複数ある場合は1つのカテゴリとしてまとめておく。
※一番表示回数が多い(最も需要がある)クエリを頭とする。

STEP.3
検索意図の見える化
 

整理したクエリの検索意図を文章化する。

STEP.4
クエリの選別
 

『記事に反映させるクエリ』と『逆に記事から取り除くクエリ』に分ける。

  • 記事に反映させるクエリ:メインキーワード及びメインのクエリと検索意図が近いクエリ
  • 記事から取り除くクエリ:メインキーワード及びメインのクエリと検索意図が遠いクエリ

STEP.5
クエリの検索意図に対する回答を文章化する
 

「記事に反映させるクエリ」の検索意図に対する回答を文章化する。

STEP.6
削除・修正・追記する情報の検討
 

STEP5で見える化した内容と記事内容を見比べて、削除・修正・追記する内容を精査する。

  1. 記事内容で不要な部分は無い?
    ⇒クエリの検索意図から大きく外れた箇所を探す
    記事内容と検索意図が全く整合していない場合

    記事内容と検索意図が全く整合していない場合

  2. 記述に修正を加えるべきところはある?
    ⇒クエリの検索意図に対して少しズレた回答になっている箇所を探す
    記事内容と検索意図にズレがある場合

    記事内容と検索意図にズレがある場合

  3. 追記すべき情報はある?
    ⇒クエリの検索意図には挙がっているが、記事に無い情報を探す
    クエリの検索意図に対する回答が記事内に無い場合

    クエリの検索意図に対する回答が記事内に無い場合

STEP.7
タイトル及び見出しの修正案の作成
 

「5.」を踏まえて、タイトルや見出しといった記事の骨組みの修正案を検討する
※新規記事作成時と同様に、修正後のタイトルと見出しで整合が取れているかは要チェック

こー

下記の動画では、「STEP③:リライト方針を決定する」を実演解説しています。

長い動画になってしまいましたが、リライトで一番重要なところの解説になりますので、最後までご視聴のほどよろしくお願いいたします!

※1.5倍速推奨です。

⇩マンガ関連記事のリライト方針決定方法⇩

⇩商標記事のリライト方針決定方法⇩

STEP④:リライトの実行

STEP③で決めた方針に基づき、リライトを実行します。リライト対象の記事を直接編集していきます。

POINT
  • 「STEP③」で考案した見出しに修正
  • 作成した見出しに本文を肉付けしていく
  • 見える化した検索意図に回答するように執筆する

STEP⑤:リライト内容のチェック&検収

STEP③で決めたリライト方針と、STEP④で実行したリライトの整合性をチェックします。きちんと決めた通りにリライトができていないと「2度手間」になってしまうので、ここで漏れが無いかをチェックしておいてください。

また、この時点で「更新日時の再設定」を行っていただき、「更新」ボタンを押していただいてOKです。「更新日時の再設定」の手順は下記マニュアルを参照してください。

【画像解説】更新日時の再設定の方法

チェック後、私まで作業完了報告をいただけるとフィードバックをさせていただきますので、よろしくお願いいたします。報告時はリライトに使用した「リライト整理・分析用シート」のURLを一緒に送ってください。

こー

以上が具体的なリライト手順となります。詳しくは動画でお伝えしていますが、テキストや動画の内容で分からないことがあれば遠慮せずチャットで聞いてくださいね^^

リライトについて まとめ

以上、リライト関する基本的な知識と、具体的なリライトの手法についてお伝えさせていただきました。

これまであなたには、主に「記事を書く業務」をご担当していただきました。本マニュアルの内容をマスターしていただくと、「記事を書く人」から「サイト運営者」にランクアップすることができます。

私のこれまでの経験上、「記事を書くことができるライターさん」は数多くいましたが、「データを見てリライトができる、運営に近い人」は全くいませんでした。

それだけ、リライトスキルは希少です。リライトができるようになると希少価値のあるライターになることができ、良いクライアントさんから声がかかることも多くなると思いますし、高単価の案件も請けることができるようになるでしょう。

マニュアルの内容を習得していただけると、あなたにとって必ずプラスになりますし、私も嬉しいです。

このマニュアルの中身でわからないことがあったら、気軽にチャットで聞いてください!一緒に頑張りましょう!

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました^^

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